TOEIC 800点は転職で足りるのか(2026年データ)

943社26,207件の求人から、800点を挙げる企業と職種を数え、日系と外資系の基準を集計しました。

Daniel Smith2026年9月9日更新日 2026年9月13日7分

TOEIC 800点は、求人票に挙げる企業が最も多い点数です。日本の943社が公開し、内容を読み取れた求人26,207件のうち、800点を挙げる求人は471件・81社です(2026年9月1日時点)。うち268件は楽天グループ株式会社の求人で、この1社を除くと203件・80社です。この点数に届いたあと、点数で分かることは終わり、次の変数は求人票の英語の場面です。

TOEIC 800点を挙げる企業は81社、求人は471件

企業数で数えると、800点を挙げるのは81社で、最も多い1社を含まない場合も80社です。700点は76社(含まない場合75社)、600点は73社(同72社)で、800点はどちらの場合も最も多くの企業が挙げる点数です。求人数で数えると、含む場合は471件で最多、含まない場合は203件で、600点の299件に次ぎ、700点の186件を上回ります(203件・299件・186件は各基準で最も多い1社を除いた件数)。

求人数と企業数の2つの見方を、この1社を含む場合と含まない場合で並べています。

見方楽天グループ株式会社を含む含まない
求人件数471件203件
企業数81社80社
日系企業408件・55社140件・54社
外資系企業63件・26社63件・26社
一部で英語を使用303件105件
日常的に英語を使用168件98件

点数は求人票に書かれた最も高いTOEICスコアで、2026年9月1日時点の集計です。

同じ見方を他の基準に当てると、600点の414件は三菱重工業株式会社の115件を、700点の244件は株式会社マネーフォワードの58件を、730点の198件はMUFGの45件を含みます。楽天グループ株式会社の求人725件のうち点数を挙げるのは306件で、800点が268件、600点が36件、900点が2件です。

必須条件か歓迎条件・目安かは区別していません。

各基準を満たす企業内受験者の割合は、IIBCが公表する企業・団体受験者424,158人の分布から推計すると、800点以上が11.3%で、およそ9人に1人です。

点数を挙げた求人は1,789件・198社で、基準は900点から500点まで分かれます。26,207件の約93%は、点数を書いていません。

800点を挙げる日系企業は55社で最多、外資系の最多は700点

企業数で数えると、日系企業は55社で、楽天グループ株式会社を含まない場合は54社です。700点は47社、600点は44社です。

求人数で数えると、日系企業で点数を明記した1,389件のうち800点は408件で最も多く、同社を含まない場合は140件です。600点は351件、700点は167件です。

外資系は最終的な支配グループの本社が日本国外にある企業で、外国株主が少数保有する日本上場企業は日系に分類しています。897社を手作業で分類し、判定できなかった5社は除外しました。

外資系企業でTOEIC 800点を挙げる求人は63件・26社で、アストラゼネカ株式会社12件、ボッシュ株式会社8件、アマゾンジャパン合同会社6件が続きます。点数を明記した外資系の400件のうち最も多いのは700点の77件で、800点は600点と並ぶ63件、900点以上は4件です。

外資系の63件・26社は、含まない場合も同じ数です。

点数を明記する割合は日系も外資系も6.8%で、日系と分かれるのは、外資系企業の英語要件に書かれる点数のほうです。

職種は、営業42件・マーケティング31件・プロダクトマネジメント25件・経営企画23件・プロジェクトマネジメント21件で、含まない場合はマーケティング19件・営業19件・法務7件・経営企画7件・情報システム6件です。

TOEIC 800点で届かない求人は127件、話す力は測られていない

700点以上を満たす企業内受験者は23.4%、800点以上は11.3%で、100点の差で満たす人の割合はおよそ半分になります。

IIBCが公表する受験者データでは、Listening & Readingに加えてスピーキングとライティングも受験した約35万人の集計で、L&R 700〜795点の層のスピーキング平均は200点満点中121.1点、ライティング平均は141.4点です。800〜895点の層は131.4点と151.4点で、差はスピーキングで10.3点、ライティングで10.0点です。この131.4点は、IIBCが「少なくとも部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある」とするスコアレンジ(130〜150点)に入ります。

L&Rは、スピーキングを測定しません。

点数を挙げた1,789件のうち、800点で届かないのは127件です。うち120件は850点・860点・900点の3基準に集まり、860点の63件はMUFGの43件を含みます。120件の内訳と900点以上の層のスピーキング平均は、800点より高い基準を挙げる求人にまとめています。

900点以上を満たす企業内受験者は3.2%です。英語面接を課すかどうかは企業ごとの選考設計で、求人票から読み取れるのは要件の記載までです。

800点を挙げる求人の分かれ目は英語の使用度合い

471件のうち、303件は一部で英語を使用する求人、168件は日常的に英語を使用する求人です。楽天グループ株式会社を含まない203件では、105件と98件です。

同じ点数でも、求人票に書かれた英語の場面はこの2つに分かれ、含まない場合はほぼ半々です。求人全体では、ビジネスレベルの英語を必須とする求人が外資系企業で37.9%、日系企業で7.3%です。

有効な給与を明記した9,783件では、給与中央値は英語要件の記載なしで700万円、何らかの英語要件ありで800万円です。800点に固有の上乗せは、この集計では測っていません。471件のうち給与を明記したのは53件で、中央値を出せる数ではありません。職種ごとの水準は職種別の中央値にあります。

2つの区分を分けているのは、職務内容に書かれた英語の場面です。会議、資料、相手先のどこに英語が入るかは、求人票ごとに分かれます。

英語の使用度合いで絞り込んだ求人の一覧があります。求人票の記載から「英語の記載なし」「一部で英語を使用」「日常的に英語を使用」に分類しており、応募は各社の採用ページで行う形です。

英語を活かせる求人を見る

掲載しているのは各社の採用ページから取得した求人です。閲覧は無料で、アカウント登録は必要ありません。応募は各社のサイトで行います。

関連リソース