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TOEIC 800点は転職で足りるのか(2026年データ)

1,135社32,715件の求人から、800点を挙げる企業と職種を数え、日系と外資系の基準を集計しました。

Daniel Smith•2026年9月9日•更新日 2026年10月23日•7分

TOEIC 800点は、求人票に挙げる企業が最も多い点数です。日本の1,135社が公開し、内容を読み取れた求人32,715件のうち、800点を挙げる求人は596件・111社です(2026年10月21日時点)。うち296件は楽天グループ株式会社の求人で、この1社を除くと300件・110社です。この点数に届いたあと、点数で分かることは終わり、次の変数は求人票の英語の場面です。

TOEIC 800点を挙げる企業と求人の数

企業数で数えると、800点を挙げるのは111社で、最も多い1社を含まない場合も110社です。700点は110社(含まない場合109社)、600点は96社(同95社)で、800点はどちらの場合も最も多くの企業が挙げる点数です。求人数で数えると、含む場合は596件で600点の656件に次ぎ、含まない場合は300件で、600点の527件に次ぎ、700点の285件を上回ります(300件・527件・285件は各基準で最も多い1社を除いた件数)。

求人数と企業数の2つの見方を、この1社を含む場合と含まない場合で並べています。

見方楽天グループ株式会社を含む含まない
求人件数596件300件
企業数111社110社
日系企業522件・78社226件・77社
外資系企業74件・33社74件・33社
一部で英語を使用357件155件
日常的に英語を使用239件145件

点数は求人票に書かれた最も高いTOEICスコアで、2026年10月21日時点の集計です。

同じ見方を他の基準に当てると、600点の656件は三菱重工業株式会社の129件を、700点の344件は株式会社マネーフォワードの59件を、730点の244件はMUFGの46件を含みます。楽天グループ株式会社の求人724件のうち点数を挙げるのは333件で、800点が296件、600点が37件です。

必須条件か歓迎条件・目安かは区別していません。

各基準を満たす企業内受験者の割合は、IIBCが公表する企業・団体受験者424,158人の分布から推計すると、800点以上が11.3%で、およそ9人に1人です。

点数を挙げた求人は2,607件・259社で、基準は900点から500点まで分かれます。32,715件の約92%は、点数を書いていません。

【日系・外資系別】TOEIC 800点を挙げる企業

企業数で数えると、日系企業は78社で、楽天グループ株式会社を含まない場合は77社です。700点は70社、600点は62社です。

求人数で数えると、日系企業で点数を明記した2,144件のうち800点は522件で、同社を含まない場合は226件です。600点は576件、700点は253件です。

外資系は最終的な支配グループの本社が日本国外にある企業で、外国株主が少数保有する日本上場企業は日系に分類しています。1,097社のうち分類済みの1,092社を対象とし、未分類の5社は除外しました。

外資系企業でTOEIC 800点を挙げる求人は74件・33社で、アストラゼネカ株式会社10件、アマゾンジャパン合同会社8件、ボッシュ株式会社7件が続きます。点数を明記した外資系の460件のうち最も多いのは700点の91件で、600点の80件、800点の74件が続き、900点以上は4件です。

外資系の74件・33社は、含まない場合も同じ数です。

点数を明記する割合は日系が8.3%、外資系が6.8%と近く、日系と分かれるのは、外資系企業の英語要件に書かれる点数のほうです。

職種は、営業50件・経営企画31件・マーケティング22件・経営コンサルティング22件・事業開発20件で、含まない場合は営業20件・経営企画16件・セキュリティ12件・マーケティング10件・事業開発10件です。

TOEIC 800点で届かない求人と測られない話す力

700点以上を満たす企業内受験者は23.4%、800点以上は11.3%で、100点の差で満たす人の割合はおよそ半分になります。

IIBCが公表する受験者データでは、Listening & Readingに加えてスピーキングとライティングも受験した約35万人の集計で、L&R 700〜795点の層のスピーキング平均は200点満点中121.1点、ライティング平均は141.4点です。800〜895点の層は131.4点と151.4点で、差はスピーキングで10.3点、ライティングで10.0点です。この131.4点は、IIBCが「少なくとも部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある」とするスコアレンジ(130〜150点)に入ります。

L&Rは、スピーキングを測定しません。

点数を挙げた2,607件のうち、800点で届かないのは145件です。うち136件は850点・860点・900点の3基準に集まり、860点の68件はMUFGの43件を含みます。136件の内訳と900点以上の層のスピーキング平均は、800点より高い基準を挙げる求人にまとめています。

900点以上を満たす企業内受験者は3.2%です。英語面接を課すかどうかは企業ごとの選考設計で、求人票から読み取れるのは要件の記載までです。

TOEIC 800点の求人を分ける英語の使用度合い

596件のうち、357件は一部で英語を使用する求人、239件は日常的に英語を使用する求人です。楽天グループ株式会社を含まない300件では、155件と145件です。

同じ点数でも、求人票に書かれた英語の場面はこの2つに分かれ、含まない場合はほぼ半々です。求人全体では、ビジネスレベルの英語を必須とする求人が外資系企業で37.5%、日系企業で7.8%です。

有効な給与を明記した15,935件では、給与中央値は英語要件の記載なしで700万円、何らかの英語要件ありで825万円です。800点に固有の上乗せは、この集計では測っていません。596件のうち給与を明記したのは127件です。職種ごとの水準は職種別の中央値にあります。

2つの区分を分けているのは、職務内容に書かれた英語の場面です。会議、資料、相手先のどこに英語が入るかは、求人票ごとに分かれます。

英語の使用度合いで絞り込んだ求人の一覧があります。求人票の記載から「英語の記載なし」「一部で英語を使用」「日常的に英語を使用」に分類しており、応募は各社の採用ページで行う形です。

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